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プロダクトローンチの罠“無料”の裏にある本当の目的

プロダクトローンチの罠“無料”の裏にある本当の目的

どーも、ワタナベです。

みなさんは「プロダクトローンチ」って聞いたことありますか?

大手企業も採用するマーケティング手法ですが、この記事では、情報商材やネットビジネス、ネット副業などでよく使われるプロダクトローンチの仕組みと、初心者がハマりがちな罠について、まとめていきます!

目次

はじめに:「無料動画で学べます」は本当に無料?

ネットで情報商材や副業を調べていると、「稼ぐコツを無料公開」「無料で動画セミナーをプレゼント!」「全4話の特別動画を今だけ配信中!」といった広告を見かけたことがありませんか?

「無料セミナー」「無料公開」「無料動画」「今だけの限定」なんて言葉でついクリックしちゃう、あれです。
でも実は、その“無料”の裏にはしっかりとした狙いが隠されてるんですよね。

こういった形式でよく使われるのが、「プロダクトローンチ(Product Launch)」というマーケティング手法です。

本来は優れた仕組みですが、実はこの手法、怪しい情報商材・副業を売るときにも多用されていることをご存じですか?

動画やセミナー自体の視聴は無料かもしれませんが、その後に待ち受けるのは無料ではありません。

プロダクトローンチとは?超ざっくり解説

プロダクトローンチとは、商品を売る前に見込み客の興味を段階的に高めてから販売するマーケティング手法のことです。
情報を小出しにしていくことで、購買熱を高めていくマーケティング手法で、うまく活用すれば売上を伸ばすことができる手法として有名です。

情報商材や副業などで、この手法が利用される場合、「無料セミナー」や「限定公開動画」などで情報を小出しにして、購買意欲をじわじわ高めていくことがよくあります。

たとえば、とある副業商材のプロダクトローンチ例だと

段階を経た動画の公開で購買熱を高めていく構成例
STEP
【無料動画1話】公開

なんだかすごい経歴の主催者が登場。マインド・問題提起・稼げる可能性アピールを行う。

STEP
【無料動画2話】公開

実績紹介・ノウハウ一部公開で、期待感を煽る。

STEP
【無料動画3話】公開

実際に稼ぐ様子を演出、実践者インタビューなどで、信頼感UP。

STEP
【最終話】有料コミュニティへの募集案内

稼ぐためには、有料コミュニティへの参加が必要、今だけ価格を提示。

段階的に情報を与えてユーザーとの間に信頼を築き、最終的に「これを手に入れれば成功できる!」という気持ちを高めたタイミングで高額商品を案内するのがポイント。

マーケティングとしては理にかなっていますが…
悪用されると「洗脳に近い状態」にもなりかねません。

なぜ「怪しい商材」と相性がいいのか?

プロダクトローンチの仕組みは、最初にちょっとした“お得感”をチラ見せして、気づいたらどんどん深みにハマらせるやり方です。
この「煽り方」や「演出の仕方」が、まさに怪しい商材や副業と相性バツグンなのです。

理由はシンプルで、

  • 最初は「無料」なので警戒心が薄れる
  • 少しずつ“仲間意識”や“期待感”が高まっていく
  • 全貌がわからないまま、最後に高額商品が出てくる

という流れに持っていきやすいからです。

しかも、動画の構成自体が感情を動かすように作られているので、冷静な判断が難しくなります。

最初は「無料で教えますよ!」みたいな優しい顔をしていても、次第に「今買わないと損ですよ!」とか「これを逃すと一生後悔しますよ!」なんて煽りが出てくるのが典型的なパターン。

情報弱者をターゲットにした怪しい商材ほど、こういう手法をフル活用してることが多いんですよね。

つまり、プロダクトローンチの仕組み自体が「怪しい商材の販売スキーム」としてピッタリハマっちゃう…というわけです。

プロダクトローンチでよく見られる演出
「最終話まで見た人だけが対象」

動画を最後まで視聴した人が対象になる、という特別感の演出

動画が複数話構成になっている

定番のセールス設計。最終話で商品販売へ繋がる可能性大。

はじめから金額を出さない

最後まで見ないと価格がわからない=高額な可能性あり。

仲間意識を煽る

「あなたも選ばれた」「一緒に成長しよう」などの演出。

視聴者限定の特典を煽る

今だけの価格!と危機感をあおるけど、実は恒常的に募集してることも。

実績アピールの嵐

高額な数字や成功者インタビューを見せて、「信じさせる空気」を作る。

視聴者に「自分のストーリー」を重ねさせる

「昔は借金まみれ」とか「会社に縛られて苦しかった」といったストーリーを語り、「あれ、自分も同じかも」と思わせる。

謎の権威者や「業界初」を名乗る

「大手企業の元社員」や「有名な〇〇業界人の推薦」など、権威性で信頼感を植え付ける検索しても、それらしい人や情報が見つからない。

ここまでくると、「今申し込まないと損かも…」という焦りや一体感で、判断が鈍る人がいるのも無理はありません。

どうすれば見抜ける?冷静に判断するコツ

怪しい情報商材や副業を見抜くコツは「夢や感情に流されずに、具体性・根拠・リスクを見極める」ことです!

「なぜ無料なのか?」を考えてみよう

無料の裏には、必ず“何か売りたい”っていう狙いがあります。

やたら「誰でも簡単」と言ってない?

「1日10分で誰でも100万!」なんて言われると魅力的ですが、冷静になりましょう。そんなうまい話はまず疑ってみるのが基本です。

具体的な中身や仕組みがないまま「夢だけ」語ってない?

「徐々に明かされる!」って言うけど、実際はふわっとしたイメージだけで具体的な中身がないなら、「それ、なんで稼げるの?」って冷静に考えてみるのが大事です。

「限定」「特別」ばかりで冷静さを奪われてない?

「今だけ!」「あと3時間!」みたいに焦らせてくるのは、冷静さを奪うためのテクニック。焦るほど、一歩引いて「本当に今決めないとダメ?」って考えてみるといいですよ。

“実績”の根拠があやふやじゃない?

「月100万円稼いだ人がいます!」と言われても、実際にその人に会えるわけでも、口座を見せてもらえるわけでもありません。証拠なんていくらでも作れます。信じすぎは危険!

動画を見る前に「販売元」「特商法表記」をチェック

まず販売元を確認しましょう。そもそも会社名がない or 架空っぽいなら即アウトです。特商法があっても、その内容によっては警戒が必要です。

誰かに相談する

「これってどうなんだろう…」と少しでも不安になったら、信頼できる友達や家族に相談しましょう。自分だけで見極めようとせずに、冷静な他の人の意見を聞くことで自分自身も冷静になれます!

全体を通して、「うまい話には裏がある」ってことを忘れずに。
一度立ち止まって冷静に見直すクセをつけると、不要なトラブルに巻き込まれにくくなります。
焦らされるほど、一歩引いてみる勇気を持ちましょう!

まとめ:「無料◯◯」に洗脳力あり。冷静さを忘れずに!

もちろん、プロダクトローンチという手法そのものが悪いわけじゃありません。
もともと、プロダクトローンチは商品やサービスの魅力を効果的に届けるための手法として生まれたものですし、正しく使えば価値のある情報を届ける強力な手段でもあります。

ただ、残念ながら悪質な情報商材や副業案件の世界では、これが「感情を揺さぶる洗脳ツール」にすり替わってしまうことも多いんです。
人の不安や期待を刺激して、冷静さを奪い、気づけば怪しい高額商材を買わされていた…なんて話も珍しくありません。

だからこそ、「無料だから大丈夫」と安心するのではなく、一歩引いて「それって本当に必要?」「根拠はあるの?」と考えるクセをつけておくことが大切です。

焦らず、じっくり見極める目を持っていれば、不要なトラブルを回避できますよ。

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